〝吹奏楽《アスティミックマーチ》再演、サックス&マリンバ《コラパルテ》初演を終えて〟

ついこの間、桜吹雪を眺めていたというのに、いつの間にか緑いっぱいの初夏が過ぎ、そしてあっという間に大学での前期試験も終え、エアコン必須の真夏になりました。

春爛漫の4月末に行われた南総ファミリーコンサート、続いて5月半ばに行われた21世紀音楽の会 定期演奏会、それぞれに、また両方に、お越しくださった皆様、ご来場ありがとうございました。

館山市にある南総ホールへは、今回初めて、電車に乗ってゆったりと向かいました。

途中の景色が、まるでジブリ作品の風景のようでした。

昨年の初演時から少々改訂し、バージョンアップした「アスティミック・マーチ」ですが、私の手元を離れた後、団員皆様の解釈や気持ちが伴い、「新日鉄住金君津吹奏楽団カラー」に少しずつ染まろうとしていました!

自分の作品であり、自分のものではない不思議なこの感覚は、きっと再演のときにしか味わえないものなのだろうと感じました。このような機会をいただけたこと、この感覚を味わったこと、どちらも非常に嬉しい体験です。

館山市のお客様は、とても温かく、終演後に、優しく声をかけてくださる姿が印象的でした。初めて作品を聴いてくださった方々に、生の声でご感想をお聞かせいただけけて、嬉しかったです。

そして、「コラ・パルテ」の初演に至っては、21世紀音楽の会 公演一週間前から始まったリハーサルから、とても充実した贅沢な時間を過ごしました。

神田佳子さん、原博巳さんお二人の作る空気感とエネルギー、ご提案やご助言に、本当にたくさんの刺激を受けました。作曲家としても音楽家としても、まだまだ学ぶことが山ほどある!と感じた日々でした。お二人に初演していただいた「コラ・パルテ」は、ラジオ放送が決定しています。(NEWS▶︎8月20日(日)NHK-FM「現代の音楽」

執筆中には想像できなかったくらいに大きく、「音になる喜び」を感じてしまい、きっと次も、懲りずにもがきながら、書くのだろうと思います。

それもこれも、演奏してくださる奏者と、会場にお越しくださるお客様あってこそ、です。たくさんのご来場ありがとうございました。

平成29年5月
堀 優香

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