「花は咲く」

昨年末のことですが、勤めている昭和音楽大学の卒業年次の演奏会へ足を運びました。

サックス専攻3人の気合いとそれぞれの熱き想いの詰まった演奏からは、それぞれがひたむきに曲と向き合ってきたことがとてもよく伝わり、強いエネルギーに溢れていて、大変素晴らしかったです。

 実は、2021年春ごろに彼らから依頼を受けて、菅野よう子さんの『花は咲く』をこの演奏会のためにアルトサックス2本、テナーサックス、ピアノ用にアレンジしました。
たまたまメンバー全員が、これまでの4年間の中で、なにかしら私のクラスを履修していた、というご縁から、声を掛けてくれたようで、素直にとても嬉しかったです。

 彼らにとっては学生生活のおよそ半分がコロナ禍。このコンサートも一度延期になり、本番に向けて、きっと気持ちもコントロールしていただろうに、と心配してしまいましたが、彼らのコメントは「練習する時間が増えた」と、前向きなものでした。
もちろん、彼ら自身の中に、いろいろな気持ちがあってのことと思いますが、当日の演奏からは、精神の逞しさのようなものも感じられて、すごいなあ、と感心。

 演奏会のあと、楽屋に挨拶に行きましたが、使い慣れた学内ホールならではの、あの、ゆるバタ感といい、散らかり感といい、「あーこんなだったわ!懐かしい!!」とうっかり、自分の学生時代まで思い出してしまいました。

 3人のこれから始まる音楽人生、この日の演奏のように逞しく楽しんでいってほしいなあと、しみじみ。
再会したときにはときどき、この「花は咲く」を思い出して、演奏してみてくれたら嬉しいです。

楽譜を閲覧したい方、演奏してみたい方はこちらよりお問い合わせください。

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